東京パラリンピック・車いすテニスで、金メダルを獲得した国枝慎吾選手。
国枝慎吾選手は脊髄腫瘍で下半身麻痺になり、9歳から車いす生活をしています。
そんな国枝慎吾選手ですが、なんと歩けることが判明しました!
脊髄損傷者専門のトレーニングを死に物狂いで頑張り、少し歩くことが出来るみたいです。
今回は、
- 国枝慎吾選手の障害について
- 国枝慎吾選手が歩けている画像
- 国枝慎吾選手の死に物狂いのトレーニング
- 国枝慎吾選手の今後の目標は「階段のあるレストランでディナー」
についてまとめてみました!
国枝慎吾は、脊髄腫瘍による下半身麻痺
引用元:IMG
国枝慎吾選手は9歳の時に脊髄腫瘍を発病し、下半身麻痺になってしまいました。
国枝慎吾選手は、9歳からずっと車いす生活です。
9歳といえば友達と走り回って遊びたい時期で、どれほど辛かったことでしょう。
そんな中、国枝慎吾選手は11歳の時に、母からのすすめで車いすテニスと出会います。
当初はテニスよりも、友達とバスケットボールを楽しむことに夢中だったようですね。
こうして健常者の友達とスポーツを楽しむことで、国枝慎吾選手の強みである「チェアワーク」を身に着けました。
国枝慎吾は歩ける!歩行訓練を死に物狂いで頑張った
引用元:日本唯一の脊髄損傷専門トレーニング施設「J-Workout」、 車いすスポーツに特化した脊髄損傷者リハビリプログラム開始!~パラリンピック車いすテニス金メダリスト国枝慎吾選手もトレーニングスタート~
国枝慎吾選手は歩けるようになるため、2009年から歩行訓練でトレーニングをしています。
脊髄損傷専門の施設でトレーニング
引用元:J-Workout
国枝慎吾選手は2009年11月から「J-Workout」、脊髄損傷者専門のジムで歩行訓練を始めました。
国枝慎吾選手は17年歩いていなかったため、まずはねじれて変形した右足を元の形に戻すところからでした。
これにも相当な痛みが伴ったそうです・・
国枝慎吾選手は太ももまでは感覚がありますが、ふくらはぎはほとんど感じません。
なので、この2つを重点的にトレーニングしました。
- 太ももの筋力を強化
- 足首をマッサージで柔軟性を持たせる
17年間歩いていないので、国枝慎吾選手の足の筋力はかなり衰えていたかと思います。
国枝慎吾選手は歩けるようになるまで、死に物狂いのトレーニングを積み重ねたのでしょうね。
自分の足で立てるように
引用元:グラスコート佐賀テニスクラブ
こちらは2012年9月4日に報道ステーションで放送された、『車いすテニス国枝慎吾「第一歩」までの挑戦』です。
国枝慎吾選手は死に物狂いのトレーニングのおかげで、2010年2月には車いすから3秒間立てるようになりました。
トレーニングを始めてわずか3ヵ月です!凄いことです。
そしてその3か月後には、1分以上自分の足で立てるようになります。
やっぱり国枝慎吾選手は根っからのアスリートですね。
国枝慎吾は歩ける!歩行披露イベントで14歩歩く【画像】
こちらは、2010年11月の日刊スポーツです。
過酷なトレーニングの末ついに2010年11月14日、国枝慎吾選手は歩けるようになりました。
脊髄損傷者による歩行披露イベントで14歩歩く
引用元:回復に限界は無い!~脊髄損傷者による歩行披露イベント~「KNOW NO LIMIT 2010」報告
青い服の人が国枝慎吾選手です。
2010年11月14日に、脊髄損傷者による歩行披露イベント『KNOW NO LIMIT 2010~回復に限界はない~』が行われました。
国枝慎吾選手はこの歩行披露イベントで、14歩歩くことが出来たのです!
死に物狂いでトレーニングを1年間必死で頑張った結果ですね。
17年ぶりに自分の足で歩けた喜びは、言葉では言い表せないほどでしょう。
国枝慎吾選手は歩いた後にこう語ったそうです。
「プレッシャーがあればあるほど、乗り越えた時に味わいが最高のものになる。プレッシャーがかかるということはすごくいいことだと思う」
今までも沢山の困難を乗り越えてきたからこそ、出てくる言葉ですよね。
国枝慎吾選手から
- 挑戦することの大切さ
- 諦めない心
など、大切なことを教えてもらった気がします。
ふくらはぎが筋肉で太くなった
引用元:国枝慎吾、王者感の喪失が生む探求心「答えを見つける能力は上がっている」
国枝慎吾選手は歩けるようになった頃には、ふくらはぎがかなり太くなったそうです!
トレーニング開始から、
右:23.5 左:24→右27.5 左26.5
右足は4cm・左足は2.5cmもふくらはぎが太くなっています。
国枝慎吾選手のふくらはぎに筋肉が付いた何よりの証拠ですね!
この筋肉のおかげで歩けるようになったのでしょう。
歩行訓練をしたことで得たもの
引用元:挑戦者たち
国枝慎吾選手は歩けるようになって得たことが2つあるそうです。
- サーブが鋭くなった
- トイレが立ってできるようになった
歩けるようになり、車いすテニスでサーブが鋭くなったとのこと。
足に筋肉が付いて、踏ん張りが効くようになったのでしょうね。
また、トイレが立ってできるようになったことはかなり嬉しいはずです。
日常生活がより過ごしやすくなり、国枝慎吾選手の毎日がさらに輝きますね~!
国枝慎吾の今後の目標は「レストランでディナー」
引用元:“愛”妻料理で国枝慎吾を支える妻・愛さん 結婚10年けんか話もある日常
国枝慎吾選手はこれからもトレーニングを続けるとのこと。
歩けるようになったので、次の目標は「階段のあるレストランでディナー」だそうです。
国枝慎吾選手なら必ず叶えられるに決まっています。
これからも国枝慎吾選手のテニスはもちろん、トレーニングも応援していきましょうね~!