東京オリンピックで金メダル・銅メダルを獲得した、卓球の水谷準選手。
惜しまれながらも2021年8月7日に、卓球を引退することを表明されました。
絶好調かと思われた水谷準選手は、なんと目の不調が原因で引退するとのこと。
どうやら目の病気との噂もあるようです。
今回は、水谷準選手の目の病気・病名について調べてみました。
水谷隼が目の不調で卓球引退を表明
引用元:卓球男子シングル:水谷1強時代の終焉と男子シングルスの飛躍
2021年8月7日、水谷準選手は卓球を引退することを表明しました。
「最終的な判断はできていないけど、
今の自分の気持ちは完全に卓球から離れると思う。
目の影響がものすごく大きい。
正直、目が完治するのなら40歳でも50歳でもやりたいけど
現在、治療方法がない。
悔しいけど自分の冒険はここまでかなと思う」
水谷準選手の引退の理由は「目の影響」です。
どうやら目の不調のせいで卓球に影響が出ているとのこと。
水谷準選手の目の不調について、詳しく見ていきましょう。
水谷隼の目は病気?不調はいつから?
引用元:水谷隼 全日本初Vの及川に“秘策”伝授、前日にLINEで「明日の試合のことを考えないで…」
水谷準選手はどのような目の不調があり、いつからなのでしょうか?
目の不調の数々「球が見えない」
水谷準選手は目の不調をこのように語っています。
- 球が見えない
- 車のライトの中から急にボールが出てくるみたいな。
近くまで来ないと球が見えない - 光がバッと卓球台に集まって反射する。すごく見づらくなっている
2013年から球が一瞬消えるように
引用元:水谷隼「大事な一戦を勝利で終えられて良かった」 吉田は“念願の水谷戦”も一歩及ばず
水谷準選手の目に、このような不調が出てきたのは2013年からとのこと。
2013年から卓球界にLED広告が導入され始めました。
LED広告はこのようなものです。
そのLEDの白っぽい文字に球が重なると、球が一瞬消えるような感覚に。
水谷準選手は現在までレーシックやサングラスなどで、目の不調と戦ってきました。
なんと球が見えないので試合では、予測・勘・経験で勝負していたとのこと。
水谷準選手、そんな状態で金メダルを獲得するなんて凄すぎますよね!
どうやら水谷準選手の目の不調は、病気との噂もあります。
水谷準の目の病気とは?病名は「ハロ・グレア現象」
引用元:Wikipedia
水谷準選手は目の不調を改善するためにレーシックを受けています。
しかし不幸ながらそのレーシックが原因で、目の病気になってしまいました。
水谷準選手の目の病気の病名は、「ハログレア現象」です。
詳しく見ていきましょう。
2013年にレーシックを受ける
水谷準選手は2013年夏に、視力の悪かった左目だけレーシックを受けました。
そのおかげで視力は、
手術前:右目1.5 左目0.5→手術後:右目1.5 左目2.0
と大幅に改善しました。
引用元:大学病院と眼科専門医のレーシック
水谷準選手は、「南青山アイクリニック」の坪田一男先生の元でレーシックを受けました。
レーシック合併症の「ハロ・グレア現象」
しかし2018年に急に球が見えなくなってしまい、右目もレーシックを受けました。
しかしその後も改善することはなく、水谷準選手はまたも目の不調に悩まされます・・
そこでレスリングのリオ五輪金メダリスト・登坂絵莉さんに「三井メディカルクリニック」を紹介され、検査することに。
水谷準選手の目の検査結果は、
レーシックの不具合から光の変化に瞳孔がついていけなくなり、ボールが見えなくなっている
これはレーシックの合併症「ハロ・グレア現象」というものです。
レーシックの合併症のひとつに、夜間光がぎらつく、滲むといった症状『ハロ・グレア現象』が挙げられます。
引用元:視力回復手術を語る 第11回 レーシックのハロ・グレア
「ハロ・グレア現象」は現在のところ、治療法はありません。
水谷準選手の視力はレーシックで回復し、日常生活に支障はないそうです。
なのでレーシックが悪いという訳ではないですが、水谷準選手の”人生とも呼べる卓球”には、最悪の合併症を引き起こしてしまいました。
消費者庁もレーシックに注意喚起
水谷準選手が2013年にレーシックを受けた半年後、消費者庁がレーシック手術について注意喚起を行っています。
視力を回復させるレーシック手術で、健康被害が相次いで寄せられているとして、消費者庁は12月4日、安易に手術を受けないよう注意を呼び掛けた。
被害の内容で最も多かったのは過剰な視力矯正(過矯正)による遠視で、乱視やドライアイ、光がにじんで見える「ハロ」、光をまぶしく感じる「グレア」なども報告されているという。
日本眼科学会・日本眼科医会もこれに賛同しました。
水谷準は目の矯正「オサート治療」で、五輪金メダル!
引用元:卓球金・水谷隼「とある国」から誹謗中傷 「くたばれ」DM届くも…「1ミリもダメージない」わけ
「ハロ・グレア現象」に悩まされた水谷準選手ですが、見事東京オリンピックで金メダル・銅メダルを獲得しました!
水谷準選手の強さが、いかんせんなく発揮された結果だと思います。
またその裏では目の検査を受けた、「三井メディカルクリニック」三井石根先生のサポートなしでは、成しえなかったメダルでしょう。
水谷準選手は2019年4月から「三井メディカルクリニック」で、オサート治療を始めました。
オサート治療とは、
寝ている間にオーダーメイドの専用コンタクトレンズを目に装着することで、角膜の形状を矯正する
レーシック後の不具合に悩む人に向けて開発され、日本では「三井メディカルクリニック」のみで受けられます。
水谷準選手は三井石根先生とオリンピック決勝の前日も連絡を取り合い、レンズの装着時間の指示をもらっていたそうです。
目の調整をサポートしてもらい、メダルを獲得できた水谷準選手は、三井石根先生に 「このご恩は一生忘れません」と、感謝しています。
水谷準の引退後は「実業家」「eスポーツ選手」
引用元:肌で感じた「天と地の差」 卓球水谷の背中を押した屈辱
まだ32歳と、若くして卓球を引退する水谷準選手。
引退後は「実業家」や「eスポーツの選手」など、やってみたことが沢山あるそうです。
また卓球に関しても、愛好者として楽しく試合に出たい!と語っています。
卓球を引退した後も水谷準選手のプレーが見れることを楽しみにしつつ、水谷準選手の更なる挑戦を応援していきましょう!